子供の成長やライフスタイルの変化にてスタートするマイホーム計画。お客さまにとっては数多く存在する工務店から一社に絞るのは、かなり大変な作業となります。土地探しから設計・施工と時間がかかるため効率よく進めたいもの。そのため知りたい情報がすぐにわかるホームページが好まれます。そこで工務店のホームページで取り上げるべき項目をお伝えします。
□問い合わせ先の表示
ホームページでデザイン性・機能性も理想通りと判断し、いざ連絡しようと考えたとき問い合わせ先が見つからない場合があります。すべてのページのトップとボトムに設置しておくことが大切。電話番号やメールアドレスにたどり付かずに、ホームページを離れる可能性があるので要注意です。
□スマホでもわかりやすいレイアウト
ホームページはパソコンよりもスマートフォンでチェックされる方が大半です。移動時間や休憩時間などを利用して、気軽に見られるホームページを作成することが大切。スマートフォンを使った問い合わせの場合、メールよりもLINE利用者を希望する方が多いのも事実です。LINE公式アカウントを取得することも考慮しましょう。より回数多く情報を流すこと可能なことと、お客さまが隙間時間を利用して問い合わせが可能になることがメリットです。
□選ばれる理由(強み)を明確に
機能性やデザイン性をチェックする前に、「選ばれる理由」を確認する方が多いため、同業他社に負けないコンセプト・テーマなどを明記しましょう。例としては
・お客さま満足度
・安心と信頼の証
・高いデザイン力&発想力
・丁寧なヒアリング
・ワンランク上の性能
・各分野のプロフェッショナルが在籍
・土地探しからサポート
・徹底的なコストカット
など、力を入れている内容をアピールしましょう。
□魅力的な施工例写真&動画
ホームページにおいて必要な要素は、「美しいビジュアル」となります。施工例の全体写真と部屋ごとの写真をできるだけ多く掲載しましょう。また施工例写真には必ず説明を加え、高いデザイン性や快適性をアピールします。得意とするデザイン性を詳しく明記することも大切。またトップページには動画による施工例をセットし、次のページをクリックする率を高める導線を作りましょう。
□オーナー様の声
お客さまにとっては「生の声」が決め手となります。できるだけ多くのコメントを載せることが大切。内容としては
・家を建てるきっかけ
・前の家の不便な部分
・今回の家づくりでこだわった点
・工務店選びのポイント
・提案内容でよかったこと
・建設途中で気になったこと
・これから建てる人へのアドバイス
などを取り入れましょう。
□会社概要・トップメッセージを明確
会社概要にて会社情報とともに、家づくりに対するトップメッセージを語りましょう。長い人生の中で家を建てることは、家族にとっての一大イベント。一抹の不安がつきまとうからこそ、住宅のプロフェッショナルとして、お客さまの不安を安心へと導く内容にしましょう。
□標準仕様・機能性
住まい作りで予算の次に気になる点は、標準仕様や機能性になります。標準仕様が充実している場合はオプションが不要となり、お得な買い物になると理解してもらえるでしょう。できるだけ細かく機能性を明記することをおすすめします。
■1.耐震性・耐久性
自信の多い国日本だからこそ、耐震性・耐久性については明記しましょう。耐震性能を表す「耐震等級」1〜3まで明記することが大切。使用する制振ダンパーに関しては、メンテナンス不要の素材の場合はコスト削減できるメリットを掲載しておきましょう。耐震等級について明記できない場合は、構造計算を実施し強固な構造体を実現するとい表現を使うことがおすすめです。
■2.気密性・断熱性
快適な室内環境を表現するために、気密性・断熱性について掲載しましょう。クリーンな空気を保てる・冷暖房費を節約できる・家が長持ちするなどのメリットをアピールできます。
・工法:充填断熱工法、外張り断熱工法、吹き付け断熱工法
・断熱材:無機繊維系断熱材(グラスウール、ロックウール)
木質繊維系断熱材(セルロースファイバー)
発泡プラスチック系断熱材(硬質ウレタンフォーム、フェノフォーム等)
など詳しく明記していきましょう。特に天然の木質繊維でできた断熱材(セルロースファイバー)を使用している場合は、安心と快適さを実現できる表現を使い、健康志向の方に響く内容を演出することが可能です。
気密性については気密テープ、開口部のサッシの種類(樹脂サッシ、木製サッシ、アルミサッシ、複合サッシなど)、窓ガラス(複層ガラス、遮熱複層ガラス、高断熱複層ガラスなど)の種類を明記し、年間を通して最適な温度環境をつくれることを表現しましょう。
■3.省エネ性・創エネ性・エコ
お客さまにとって注文住宅に暮らし始めてからの「光熱費」が気になるところです。省エネ性・創エネ性に優れた設計の場合、大幅なコストカットが可能となります。太陽光発電システム、家庭用燃料電池エネファーム、蓄電池など自宅で電気を自給自足できるシステムについて明記することが大切です。一般の注文住宅と比較して抑えられる「年間の光熱費」などを載せると良いでしょう。
■4.長期優良住宅
長期優良住宅を標準仕様の場合は、メリットについて明記することが大切です。お客さまにとって経済的な負担がなくなる設計であることをアピールしましょう。
・住宅ローン控除の拡充
・投資型減税
・不動産取得税の減税
・登録免許税の税率引き下げ
・固定資産税の減税
・住宅ローンの金利の優遇
・地震保険料の割引
・補助金
■5.自然素材・無垢素材
標準使用する素材へのこだわりをアピールすることも大切です。特に自然素材・無垢素材を扱っている場合は、アレルギーやシックハウス症候群への対策が万全であることをアピール。健康住宅を希望の方には、快適な室内を実現できることを伝えましょう。
□快適性
日々の快適性を明確にするために、収納スペース(ウォークインクローゼット、シューズインクローゼット、納戸など)、優れた生活導線についても掲載しましょう。家事や育児が楽になるメリットを強調することが大切です。またバリアフリー、ユニバーサルデザイン、キッズデザインなどを明記することで、家庭内事故を防ぐ配慮があることをアピールすることも大切です。
□工法(構法)と設計
お客さまにとって本体価格の次にチェックするポイントは、建物の肝となる工法(構法)です。木造軸組工法、ツーバイフォー工法、鉄筋コンクリート工法、鉄骨造など、施工可能な工法を耐震性とともに明記しましょう。また完全自由設計、自由設計、カスタマイズ設計、規格型設計などについても掲載することが大切です。
□本体価格・坪単価
マイホーム購入はお客さまにとって一生に一度の高額な買い物となるため、本体価格が一番気になるポイント。可能な限り明確に本体価格もしくは坪単価を明記することが大切です。オリジナルの商品を展開している場合は、商品ごとに延床面積とともに価格を掲載しましょう。
1,000万円台のローコスト住宅、予算内に収まるカスタマイズ住宅、オンリーワンの住まいが実現できるハイグレード住宅などの表現を使ってわかりやすく説明することをおすすめします。また附帯工事費や諸経費など含まれない価格についても触れておきましょう。
□施工実績
創立から現在までの累計施工実績、もしくは年間の施工実績を掲載しましょう。施工実績が少ない場合は、「丁寧な施工を実施するため棟数限定しております」と表現することをおすすめします。
□施工期間
土地探しから完成までかなりの時間を有するため、施工期間の目安を明記しましょう。お客さまにっとて引っ越しまでのスケジュールを立てやすくなると言えます。掲載が難しい場合は平均の施工期間と、設計・デザインにより異なることを付け加えましょう。
□アフターサービス
注文住宅完成後もお客さまとのお付き合いは続きます。お客さまの住まいと住まい環境の安全・安心をアピールすることが大切。そのためアフターサービスに関する情報を詳しく掲載しましょう。地盤保証制度・住宅瑕疵担保責任保険・シロアリ補償など、保証期間・保証内容・保証範囲を明確にすることが大切です。
また無料点検・無料メンテナンスの範囲・回数・期間に関してもしっかりと表示。有償メンテナンスを定期的に受けることで、保証期間が延長可能な場合についても掲載しておきましょう。万が一のトラブルの連絡先、リフォーム・リノベーションについても明記することをおすすめします。
□土地探し・資金計画
マイホーム購入は土地探しと資金計画からのスタートとなります。土地探しや資金計画の相談(住宅ローンを含む)に対応しているかどうかを明確にすることが大切。お客さまは効率的に住まいづくりを望まれるため、土地探し・設計・施工・アフターサービスまでトータルサポートが可能な場合は明記しましょう。また提携している不動産会社の有無を掲載するとうより親切です。
□FAQ
よくある質問に関しては、他のページで表記していたとしても掲載することを心がけましょう。ホームページには項目が多いため答えに辿り着くまで、時間がかかる場合が予想されます。答えが見つからないストレスを感じるだけで、ホームページを閉じてしまう可能性大。項目ごとに整理して専門用語をなるべく使用せず、わかりやすい内容を心がけることをおすすめします。
モデルルーム・完成見学会
マイホーム計画をしているお客様にとって、住宅展示場やモデルルームにて実物に触れることはマストとなります。住宅展示会場やモデルルームの詳細、完成見学会の開催頻度、施主のお宅訪問などの情報を掲載しましょう。
□会員登録
ホームページにて見込みのお客さまを獲得するため、会員登録のページを設定しましょう。登録するデータは「お名前」「メールアドレス」のみに設定することが重要。入力画面が多い場合はストレスを感じることになり、ページを離れる可能性があります。まずはお役立ち情報を配信することに集中することをおすすめします。
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