ホームページは会社のことをよく知ってもらうため存在するツールです。ホームページは認知度を高めるため、店舗へ足を運んでもらうため、売上繋げるためなど、さまざまな理由があるでしょう。そのため「より良い情報をより多く伝える」ことが必要です。
ただ、同業他社が多いため、検索されなければ意味がないわけです。また検索されたとしても選ばれなければ、売り上げに繋がらないことに。情報をわかりやすくデザインし、最も伝えたいことが届かなければ意味がないと言えます。
そこで今回は、見込み客を見逃さずファン化する魅力的なホームページについてご紹介しましょう。
1、コンセプトの確立
まずはコンセプトの確立から行いましょう。お客様に「何を伝えたいのか」をしっかりと決めることが第一です。どのようなホームページが希望なのかを決めて、ブレない表現をするのが基本中の基本と言えるでしょう。
ホームページのコンセプトは設計図と同じで、完成した全体像を明確にすることを意識しましょう。
①ホームページの目的
②ホームページに訪れるお客さま像
③ホームページを訪れる時間
④ホームページを訪れる理由
⑤ホームページの着地点
以上のように、細かく設定することが大切。特に②のお客さま像に関しては、さらに深掘りして設定しましょう。
①年収
②仕事
③年齢
④家族構成
⑤居住地
⑥趣味
⑦将来の夢
など、お客さまの特徴(ペルソナ)の設定を決めることで、伝えるべき内容が限定されます。限定することでより具体的な内容を掲載することになり、コンセプトが明確になると言えるでしょう。
2、ホームページも見た目が9割
「人は見た目が9割」という本が人気となりましたが、ホームページも同様のことが言えます。見た目の情報量が多すぎる、色に統一感がない、写真や動画が少ないといったホームページの場合、開いたものの即離脱されることが簡単に予想されます。
またパソコンよりもスマートフォンでチェックする方も多いため、スマートフォン仕様を問い入れることもマスト。隙間時間を使ってわかりやすく効率よく情報を入手できるホームページが好まれます。さまざまな情報はリラックスした状態でチェックするため、簡単に理解できる工夫を行いましょう。
3、オリジナリティを強調する
同業他社のホームページをチェックすると、似たようなデザインを見つけることはありませんか?事業内容が似ているからこそ、同じようなデザインになることは仕方のないことです。
ただ、お客さまにとっては「同じようなデザイン」は「同じようなサービス」と勘違いされてしまうので要注意です。その場合、比較対象が価格のみにフォーカスされて、より低価格の同業他社にお客さまが流れてしまう可能性も大と言えるでしょう。
自社だけのオリジナリティや唯一無二の情報、他を圧倒させるポイントがあればしっかりと伝えましょう。もし、オリジナリティがないと感じる場合は参考となる同業他社のホームページを比較し、表現方法や視点を変えて打ち出すことを意識しましょう。
4、施工事例を多く掲載する
施工事例をできるだけ多く掲載することで「この工務店に依頼したい」を思わせることが重要です。得意とするデザイン、快適性が増す間取り、家事や育児を楽にする生活導線なども含め、細かな説明を多く載せることを意識しましょう。
施工事例についてはハウスメーカーや工務店含め、どの施工会社でも一番に力を入れているといっても過言ではありません。光の加減、撮影する角度、インテリアの配置、ファブリックの使い方など、クオリティの高さには徹底的にこだわりましょう。また注文住宅引き渡し前の動画を撮影して、ホームページのトップに掲載することもおススメです。
5、お客さまの声で納得させる
施工事例とともに施主さまの声を載せることが大切です。注文住宅完成後にアンケートを依頼することは必須で、文字だけでなく施主さまの写真や名前(イニシャルも可)を載せることで信頼性が高まります。施主さまに許可をとって間取りやデザインなどとともに、インタビュー動画を載せるとより効果的と言えるでしょう。
また、打ち合わせから設計・施工までの流れを「家が完成するまでのストーリー」として見せることもおススメです。施主さまに許可をいただいて写真撮影し、写真をムービーにするだけでも見栄えが変わってくるでしょう。施主さまにとっても良い思い出となり、信頼関係が高まるため一石二鳥です。
6、SNSとの相互リンク
フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどのSNSと相互リンクにすることもマストです。ホームページ単体よりもアクセス数を増やすことができるため、より多くの方に自社の情報を知ってもらうことが可能。
特に20代30代はグーグルで「ググる」よりも、インスタグラムやツイッターのハッシュタグで「タグる」時代。できるだけ多くの写真とともに情報を載せることが必須と言えるでしょう。
またインスタグラムでは動画も写真も掲載することができ、「プチホームページ」としても利用が可能。利用者も3,300万人を超えており、20代から60代まで幅広い層まで情報が届きます。
SNSには毎日更新することで「ザイオンス効果」と言われる「単純接触効果」が生まれます。この接触を何度も繰り返すことで、認知度と信頼性が上がる効果に。施工事例ばかりでなくスタッフなどの人柄などを載せることで、「会う前からファンに」を狙うことができます。
7、ホームページから「見込み客のリスト」へ
ホームページは24時間体制の営業マンです。いつでも情報を伝えることができ、認知の拡大が可能と言えるでしょう。名刺の役目を担ってくれるからこど、ブランディングをしっかりと決めることも重要です。
ただホームページを見てもらうだけでなく、売上につながらなければ意味がありません。LINE公式アカウントを取得して、お友達登録へと誘導する流れを作りましょう。「見込み客のリスト」を作るために、最重要事項となります。お客さまのリストを入手することで、情報をこちらから流すことが可能となるのがメリットです。
8、資料やパンフレットのダウンロードを準備
資料やパンフレットをダウンロードできるように準備しておきましょう。郵送するハウスメーカーや工務店も多いですが、「すぐに情報を知りたい」というお客さまを逃さないために設定しおくことが大切です。また検討する資料が少ないと、選んでいただけないことになるので注意しましょう。
9、会社のイメージとなる動画を作成
現在はテレビよりもスマートフォンでYouTubeを見る時代。特に20代30代にとってはテレビ離れは当たり前となっています。Youtubeであれば無料で動画をアップロードできるため、施工事例、スタッフの仕事、会社理念などを動画撮影することもおススメです。特にホームページのトップに動画掲載することで、他のホームページとの差別化も図れます。
工務店に足を運ぶ前に動画を見ることで、信頼性が深まると言えます。24時間体制でいつでも情報を伝えてくれる最強ツールと言えるでしょう。会う前から「ここで建てよう!」と決心していただくことも可能性を高めるCMの役目を果たしてくれます。
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